日本製に拘る
日本製であるということ
物欲旺盛な20代から30代半ばまでは、アメリカ物に憧れていたというのもありますが、物の価値よりもネームや周りの評価に左右されていました。
40歳をもうすぐ迎えるにあたって物に対する価値観というものはとても変わってきた気がします。
それが良い悪いではなく、若い頃は買い物でも色々失敗して、本当に良いものを見る目というのが養われゆくのではないか。
だから若いうちは貯金なんてせずに色々思うままに、買ってみれば良いのでは無いか?と思う訳です。
先日書いた自転車をオーダーした話ですが、
当初はアメリカンのハンドメイドバイクにしようかと思っていました。
しかしだんだん色々調べて行くうちに日本人には日本人が作ったもの(ただし手造りとか思想が感じられるものに限る)がやはり良いのかなと思い始めました。
パナソニックの自転車の場合は大阪で職人さんがひとつひとつ作っていると言うのが非常に心にひっかかって、気になり、最終的にはこれに決定しました。
パイプはカイセイ製の8630というパイプ。
カイセイは今も福島で作り続けられており、私一人ぐらいがかっても何の足しにもなりませんが、日本人としてはこの点も応援したい所です。
価格設定は安い?
フレームだけで約13万円ということで、アメリカのハンドメイドフレームが20万〜40万ぐらいなので、コストパフォーマンス的にも良いかと感じます。
パナソニックの一事業部なので多品種中量生産でしょうからアメリカのフレームビルダーよりは生産行程自体が効率化されており、その分低コストで作れるということもあるでしょうが、それでも安いかと思います。
作りはラグドですので、同じラグドのクロモリであるDe Rosaのネオプリマートが約28万円からみてもかなり、コスパが良いかと思います。
そして今年のモデルからストドロ(ストレートドロップエンド)になりました。
これもある程度技術が無いとできないでしょうから、その点も他メーカーよりは一つ上にいくかな?と。
駄目なのはマーケティング
日本のメーカーはプロダクトアウトですのでマーケティングがとても弱い。
例えばIFなんかはRaphaに引っ付いて日本ではとても人気の出たメーカーかと思いますが、この辺りのマーケティングが本当に弱い。
実際はどうなんでしょうか?20万以上で出せるぐらいの製品なのではないでしょうか。
パナソニックの自転車オーダーについての記事は以下もあります。