arabiki blog

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これから生き残っていくプロジェクト型の仕事

プロジェクト型の仕事か定型仕事か?

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すでに始まっていますが今後は大きく分けて2種類の仕事に分かれてゆきます。

それはプロジェクト型と定型の仕事です。

まずはプロジェクト型の前に定型の仕事について見てみましょう。

定型仕事とは

製造業に代表される定型仕事。同じ事を決まったように進めていく仕事はすでに機械にかなりの数が置き換わる。または海外の製造コストの小さな国へ移転していっています。

これは何も製造業に限った事ではなく、こんごこれがどんどん広がってゆきます。

例えば小売業を見てみもわかりますが、日用品などスーパーを見てみると、POSが発達し製造業で使われている統計モデルが小売業界に浸透するのも時間の問題でしょう。

すでに販売員はいらなくなり、POSなどから集めた販売データ、天気などのデータ、などなど様々なデータを駆使して今後は統計によるセリングが始まります。

(これがいわゆるビッグデータ)発注や購買なども今までは社員が行っていたものが、コンピューターに置き換わる日は近いと思います。

唯一小売業で生き残るのは高額品の販売など、パーソナルセリングなど少量多品種の製品です。

これらは画一的ではないので、統計モデルを入れるよりパーソナルセリングに頼る方がコストが安くすみます。

(ただし先はわかりません)

小売業界は効率化が一番遅れている業種と言われています。

その業種でもデータサイエンティストによる効率化が待ち受けており、それに関わる人間は定型仕事しかなくなり、これは誰でも代替が効きます。

プロジェクト型仕事とは

プロジェクト型の仕事とは案件ごとに、やることが毎回変わる仕事のことです。

そして一人ではなく2人以上の人間をチームを組んで仕事を進めてゆきます。

そのチーム内のメンバーはそれぞれが得意な事を持ち寄り、それぞれ独立した仕事をこなし、その総合がプロジェクトとなる仕事の事を言います。

タスクフォースや日産のクロスファンクショナルチームがこれに該当します。

このプロジェクト型の範囲は社内だけにとどまらず社外と組むこともあり得ます。

現代の社会は物事が進んでゆくスピードがあまりにも早く、また常に変化しています。

そういった状況の中で、自前でやることには限界があり、1年前と同じ事をやっていても次の1年は物が売れなくなる可能性さえあります。

そんな時に、それぞれの個人、それぞれの企業が得意なことを持ち寄りチームを組む事によってより早く、より大きな成果を出す事が可能になります。

これを自前でやろうとしたら、競合他社に先に同じ事をやられてしまい、自前で人間を育てているうちに手遅れになってしまいます。

このようにチームを組んで自分の強みを発揮することで成果をだす仕事の進め方をプロジェクト型の仕事と言います。

代替不可能な仕事の仕方をしてゆく

プロジェクト型の仕事は定型の仕事と異なり、それぞれがより深い専門分野であったり、ビジネススキルを駆使するため代替する事が難しい特徴があり、これから生き残っていくにはまずは定型ではなくこのプロジェクト型の仕事にしてゆく必要があります。

CFT クロス・ファンクショナル・チームの基礎―勝ち残りをかけて変革を目指す組織

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